「みんなが知らない大学入試の裏口」では、多くの人が知らない、一般入試以外の入試形態についてみなさんに紹介します。
今回の記事では、早稲田大学政治経済学部の「グローバル入学試験」についてまとめた情報をみなさんにお話ししたいと思います。
この入試形態は、国外に2年以上在学した経験がある人が受験することができる入試形態です。
言うまでもなく、早稲田大学は日本の私立大学の中でトップクラスに位置する大学です。一般入試での受験は難しくても、この選抜入試であればもしかしたら合格できるかもしれません。
この記事を通して、みなさんの選択肢が広がることを願っています!
概要
まず、早稲田大学政治経済学部の「グローバル(海外就学経験者)入学試験」は、海外での就学経験を持つ学生を対象とした入試制度のことです。
早稲田大学政治経済学部のホームページでは、「書類審査、英語能力試験のスコア提出、論文審査、面接を通じて、受験者の資質や個性、経験、熱意などを総合的に評価する」と明記されています。募集人員は、政治学科、経済学科、国際政治経済学科の合計で約30名とされています。
出願資格は、以下の4つの条件を満たす必要があります。
1 早稲田大学政治経済学部で学ぶことを強く希望する者
2 日本国籍を有する者、または「出入国管理及び難民認定法の別表第二」に掲げる者
3 高等学校もしくは中等教育学校を卒業、または2025年3月までに卒業見込みの者、もしくはこれに準ずる者
4 日本の教育制度以外の課程で教育を実施する「日本国外に所在する外国の中等教育機関」に継続して2年以上在籍した者、または最終学年の1年を含めて通算で2年以上在籍した者、あるいは在籍する見込みの者
さて、1―3は多くの人に資格があると思いますが、問題は4ですね。
国外に所在する教育機関ということなので、「海外にあるインターナショナルスクール」はOKですが、「日本国内のインターナショナルスクール」は基本的に対象外となります。もし自分が資格を持っているかどうか気になる人は、早稲田大学の入試課に直接問い合わせるのが確実でしょう。
選考方法
では、どんな人が合格しやすいのでしょうか? まず書類審査では、中学卒業時からの活動について、選択肢から最大3つの活動を選び、「その活動を通じて学んだこと」と「それを今後の勉学と将来にどう活かしたいか」を各300~400字で記述します。
募集要項に書かれている条件としては、以下の3つが挙げられます。
a.生徒会、地域活動、ボランティア活動等
b.学芸、弁論、スポーツ等の大会・コンクール・展覧会等
c.技術および能力に関する資格や科目の秀でた成績
次に、英語能力試験のスコアが求められます。
2025年度入試では、「2023年12月1日~2024年7月5日の間に受験した英語能力試験(TOEFL(iBT)・ IELTS(Academic)のいずれか)のスコアデータを、試験実施機関から当学に直送されるように手配してください。」となっています。期間が決まっていることには注意が必要ですね。
また、英検ではなくTOEFL とIELTS である点にも気をつける必要があります。合格者のデータがあるわけではありませんが、大体TOEFL iBTで95点以上、IELTSで7.0以上のスコアが必要であると言われています。参考にしてみてください。
次に行われるのが、一次試験(論文審査)です。日本語の長文資料を読解・分析し、自分の考えを表現する論述形式の試験が行われます。さらにそこを通過すると、二次試験(面接審査)が実施されます。ここでは、一次試験合格者を対象に、15~20分程度の個別面接が実施されます。
スケジュールに関しては毎年変動があるのでなんとも言えませんが、2025年度入試の場合は
出願期間:7月12日~7月19日
一次試験(論文審査):9月1日
一次試験合格発表:9月12日
二次試験(面接審査):9月22日
最終合格発表:9月26日
というスケジュールでした。7月に出願して9月に試験、と覚えておけばいいと思います。一次試験の発表から二次試験までが10日しかないので、短期間で対策が求められることに注意が必要です。
合格しやすい人の特徴
では、合格しやすい人はどのような人なのか?
まずは、海外経験を活かした独自の視点を持っているかどうかが重要です。海外の学校での経験や多文化的視点を持っているかどうかが評価の対象になる可能性は高いでしょう。
普通の日本人が話したことがないような人、例えば社会的にマイノリティに属する人や珍しいバックグラウンドを持つような人、日本人とは全く違った価値観を持つ人などとの会話経験を大事にして、そこで感じたカルチャーショックを言語化できるようにしておきましょう。特に政治学科に進もうとしている人は、マイノリティに対してどのように配慮するかを考える必要があるので、この点を重視しましょう。
最も重要なのは英語力です。TOEFL 95~100点以上、またはIELTS 7.0以上になれるような英語力を獲得しましょう。その上で、論文試験も課されます。
また日本語の長文資料を読解・分析し、自分の考えを論理的に述べる試験ですから、日本語での論理的思考力・文章構成力も重要です。事前に小論文対策やディスカッションの訓練をしておくと有利でしょう。
いかがでしょうか?この条件に当てはまる人はぜひ、早稲田大学のグローバル入試を使ってみましょう!





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